オンラインインタビューの特徴

弊社のモデレーター実施経験から、疾患系のインサイト・リサーチの特徴についてご理解いただきたい点をまとめました。

オンライン・インタビューの長所と短所

長所

・患者さんにとっての参加しやすさ:都心部に多いインタビュー会場に出向くだけの体力・自信がない患者さまにもご参加いただきやすい

・地方在住でも参加できるので、希少疾患の患者さん対象の調査や、多くのサンプル数を必要とする調査の場合、対象を全国に拡大できリクルートが比較的容易

・参加者が治療や仕事のスケジュールとの調整がしやすい

・生活の場でのインタビューなので、生活感を伴うリアルな話が聞ける

チャット機能を利用して、タイムリーな追加質問が可能

・顔が見て話ができるので、調査モニターとの共感的関係が作りやすい

・会場手配が不要なため、調査費用の節減になる


短所

・インターネット環境の影響を受ける
 調査モニターのWi-Fi環境が悪くテレビ会議の続行が難しい場合、音声のみ、または電話に切り替えてインタビューを続行しています。

・参加者の体力・状況・体調に幅があるため、対面インタビューよりキャンセルが発生しやすい傾向がある
 必要なサンプル数より多めに設定しておくことをお勧めします。スマートフォンでの参加も含め、最近は70歳前後の参加者もおられ、以前ほど年齢層の偏りはみられなくなっています。
・その場で資料を提示して評価を得ることは難しい(スマートフォンでの参加者の場合は特に)
 評価対象の資料を予め提示物をメール、郵送で送付した上での実施をお勧めします。

・同居家族やパートナーの前では話しづらいこともある